今日は火曜日なので世界ランクが発表されています。果たしてマスターズの結果、世界ランクはどう変動したのでしょうか?まず気になるのは優勝したババの順位です。彼は先週まで16位でしたが、メジャーの優勝ポイント100点が加算され、平均ポイントは先週の4.563から6.534に一気に2ポイント近くも増加し、順位も12人抜いて世界第4位に急上昇していました。3位はウェストウッドですが、ポイント差が1.7ポイントほどあり、一位のルークとは3.1ポイントもあるので、まだまだ世界一にはかなり遠いと言えます。また、今回の活躍は、恐らくミラクル年齢によるミラクル結果だと思われるので、多分、彼にとって、生涯最高の世界ランクになるのではないかと考えられます。しかし、今回優勝したことで、少なくともダンロップフェニックスに招待される可能性は高いと思われます。去年、ババが義援金を寄付してくれた時に、フェニックスに招待してほしい、って書きましたが、招待しようとしてできなかったのか、招待しなかったのかはわかりませんが、去年招待しておけばギャラも安かったかもしれないのに残念でしたね〜。でも、それでも十分に招待できると思うので、今年はなんとか招待してほしいところです。
その他の選手の順位はというと、ベスト3は先週と同じくルーク、マキロイ、ウェストウッドの三人で、タイガーはババが上がったことで7位から8位に、ミケルソンは14位から9位に浮上、石川選手は53位から52位に一歩上昇していました。
石川選手は帰国後の会見で、アメリカで戦っても世界ランク50位くらいを維持できたこと、今まではドローしか打てなかったけど、ストレートからフェードにも自信が出てきたことなどが3ヶ月の渡米ツアーでの成果としてよかったと言っています。また、アメリカのシードについては、全米プロまでにその数字がクリアできなければ、また来年がんばる、と言ってます。つまり、今後の三つのメジャーと少しのアメリカの試合でシードが取れなければ、その後は日本のツアーに専念する、ということみたいです。確かに懸命な判断だと思います。
石川選手の現在の賞金獲得額は約50万ドルです。一方、去年の125位の賞金額は66万8千ドルなので、後17万ドルくらい稼げばシード権が得られるようです。去年の結果から言えば、去年はWGCブリヂストン招待で4位に入ったのですが、石川選手はメンバーでないので、その賞金額は加算されないようなので、オフィシャルマネーとしてはUSオープンで30位に入ったことによる5万ドルしか加算できませんでした。その他のメジャーは予選落ちでした。
だから、もし、石川選手がシードを取りたいのなら、WGCの週にWGCには出場せず、裏の試合に出て上位に入った方がベター、ということのようです。ということは、去年は良い結果がでたWGCブリヂストン招待ではなく、レノタホに出たほうがいい、っていうことになるのですが、そういう選択は不可能なんでしょうね〜。まあ、石川選手のことだから、そんな是が非でも、みたいなことはしないでしょう。
一方、女子の方は、アメリカ女子がなかったので、日本で優勝した佐伯選手が36位から27位にジャンプアップしていました。
それでは今日も、レッスン公開をお楽しみ下さい・・・
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以前より手が体から浮かなくなっていたAHさんのバックスイングは、手をコネる癖だけが残っていてヘッド軌道がインサイドに入っていました。
上の写真はトップ付近ですが、以前に比べて右足の角度が急角度で踏ん張っています。ひいては腰の傾きが減って、安定感が増していることがわかると思います。これは、セットアップでの骨盤の右傾斜による結果です。できれば、この位置がトップであってほしいのですが、現実のトップはここで収まりません。
というわけで、上の写真がトップですが、見比べると以前はかなり無理のあるトップだったことがわかると思います。
何が変わったのかというと、以前より左腕の角度がフラットになっていることが上の写真からわかると思います。以前は61度でしたがレッスン後は51度になっていて、10度もフラットになったことがわかります。
このように、手の振上げをやめて、体の回転でバックスイングするようにしたことで、トップがかなりフラットになりました。結果としてグラビティプレーンとの距離も短くなって、ダウンではプレーンに乗りやすくなったと考えられます。
もちろん、それでもまだプレーンとの距離が遠いので、AHさんの場合はもっとフラットにした方がいいでしょう。例えば左腕が肩のラインと一致するくらいフラットになれば、飛距離と安定感の両方を手にすることができるようになると考えられます。
上の写真では、以前に比べてグリップエンドの位置が後方に移動していて、改善していることがわかりますが、スイングの基準になるのはグラビティプレーンなので、プレーンとの関係として見た場合、もう少しフラットにした方がベターということです。
レッスン後のトップは通常のプレーン分析では何の問題もないトップに見えるのですが、グラビティプレーン理論では改善の必要や方向性がはっきり見えるんですね。
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