今週の試合は、男子がカシオワールドオープン、国際三連戦の最終戦です。しかし、この試合はここんとこ海外有名招待選手がないので、既に国際三連戦の一員ではなく、普通の試合であって、シードが確定する試合でしかない、というのが実情です。歴史を見ると、かつてはガルシアやビジェイ、ウーズナムやシュワーツェル、マクダウェルなど、世界の有名選手が顔を連ねていましたが、2005年と2006年にミシェル・ウィーだけが招待選手だったあたりから危うくなり、2007年にはタッド・フジカワだけになったことで、招待選手をよぶお金がないことを感じさせ、翌年からは招待選手がないようです。因みに、ギャラリー数は、去年4日間で17000人、20年前は最終日だけでも15000人でした。
一方、女子は最終戦ですが、すでに賞金女王も確定しているので、消化試合とか選手の小遣い稼ぎ、といった印象になってしまっている雰囲気です。シードの方は先週で確定し、51位までの選手がシードをゲットしましたが、シード落ちした選手は10名で、そのうち8人が日本人選手でした。
このブログでは、50位の賞金額を1790万円と予想していましたが、現実には50位は1760万円だったので、少し違いましたが、概ね予想通りの展開となりました。今年のシード選手は日本人が33人、海外が17人で、これは去年と同じくらいです。
今年シード落ちした選手は、若林舞衣子、中村香織、金田久美子、ヤング・キム(韓国)、ウェイ・ユンジェ(台湾)、福田裕子、諸見里しのぶ、三塚優子、青山加織、櫻井有希の10名ですが、日本人でシード選手になれるのは、結果的にはたったの33人だけだったので、有名選手がシード落ちしても、それほど不思議ではない時代と言えるのかもしれません。
一方の男子も、今年から60までが来年のシード権をゲットし、61位〜75位までの選手は限定的な出場権が与えられるということみたいなので、そうだとすれば、現在60位までの海外選手は27人なので、日本人でシード選手になれるのはたったの約33人という狭き門になってしまうようです。長期間シードを維持できるスーパーな選手が12〜3人だとすれば、そうでない選手でシードになれるのは、たったの20人くらいという時代になるようです。それほどに厳しい条件をクリアした選手でも、世界レベルと比べれば、明確な違いがあるというのだから驚きですよね〜と思いつつ、今日もレッスン公開です・・・
人気blogランキング←お手数ですが、内容の良し悪しや好き嫌いにかかわらず、何卒、ご協力をお願いします。KGさんのバックスイングは、アーリーコックとリバースピボットが特徴的でした。しかし、同じような過程からトップではリバースが直るパターンもあるのですが、KGさんのトップはどんなトップになるのでしょうか?
上の画像はトップですが、リバースは直っていないようです。そして、シャフトは水平くらいになっていて後方から見たところクロスはしていないようです。しかし、右肘がかなり曲がっているのが気になります。
上の図は頭上からみたところですが、シャフトとターゲットライン(ボールのところの白線)がほぼ平行なので、パラレルのトップと言えそうです。先日説明したトップでのクロスとかレイドオフというのは・・・
上の図で、赤いラインの方向にシャフトが傾いていればクロス、逆に青い線の方向ならレイドオフということになります。クロスとは、シャフトとターゲットラインが目標側でクロスする角度のことです。
このように、一般に言われるクロスとかレイドオフというのは、シャフトが水平だった時の話で、シャフトが水平でない状態、例えば、水平になる手前の位置で頭上から見てシャフトがターゲットラインと並行だったとしたら、それはクロス、ということになります。
ところで、理論によっては、トップでのシャフトの角度が、シャフトプレーンと並行ならパラレル、アップライトならクロス、逆ならレイドオフという定義もあるので、そうであるなら、シャフトが地面と平行でない時も、判断することができることになりますが、そもそもシャフトプレーン自体がその時々や人によって角度が異なるので、実は何の基準にもなりません。だから、そういった基準では何も判断できないどころか、間違った判断にもなりかねないので注意して下さいね。そもそも、基準と呼べるものは、固定されたものでなければならないのです。
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