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冬休み特別企画 タイガーのスイング改造史7

米アマの連覇を達成し、前人未到の全米アマ三連覇を達成すべく挑んだ1996年の決勝戦、タイガーの対戦相手は19歳のスティーブ・スコットでした。午前の18Hでは、スコットが5アップで終了し、午後からの18Hまでの1時間で、タイガーはコーチのブッチとスイングを調整、スイングの感じが良くなったタイガーは、午後からあっという間に4つを取り返し、しかし、その後スコットに一つ取り返されて、16番を迎えた時には、残り3Hで2ダウン、という絶対絶命状態でした。

そんな状況だった16番のグリーンでは、スコットが先に3.6mのパーパットを入れ、タイガーは2mのバーディーパットを残していました。タイガーのボールはスコットのライン上にあったので、タイガーはマークをずらしていたのですが、ボールを戻した時、マークを戻し忘れていたタイガーに、スコットはそのことを指摘、もし、そのまま無視していれば、スコットが勝つ可能性が非常に高かったところ、スコットは無視はしませんでした。そういうフェアプレーにも恵まれたタイガーは、そのバーディーパットをしっかり沈め、残り2Hで1ダウンで迎えた17番、タイガーは10mのバーディーパットを残していたのですが、これを沈めてバーディー、勝負をイーブンに戻しました。この時のガッツポーズは、様々なメディアでことあるごとに取り上げられるので、とても有名になったガッツポーズでした。

そして迎えた18番は、共にパーで分け、エキストラの1番も引き分け、でもってエキストラ2ホール目のショートで、タイガーはグリーン右のピンに対してフェードで寄せてバーディー、一方、ドローが持ち球のスコットは、グリーン右に外してジエンドとなったのでした。

17番で10mのバーディーパットを入れたタイガーは、「あのパットはどんな強さで打っても入る気がした」と言っていて、人はゾーンに入っている時というのは、そういうこともあるようですが、この時のタイガーもしっかりとゾーンに入っていたわけで、結局のところ、勝つ運命にあったのだろうと感じる勝負でした。

ところで、この試合で、タイガーをこれほど追いつめたスコットは、その後、ツアープロになったようですが、下部ツアーでさえ成績がでないプロで終わったか、現在もがんばっているか、といったところのようです。96年と言えば、タイガーがプロデビューし、すぐに優勝したことからもわかるように、タイガーの実力は既にトッププロレベルだったわけで、そのタイガーを苦しめた人なのだから、ツアーでも活躍できるのではないかと思われるかもしれません。

しかし、現実には全くツアーでは通用しないプロということになるのですが、そういうことからも、前人未到の新記録を賭けたプレッシャーがどれほどすごいものか?そういう状態で勝つためには、雲泥の実力差がなければならない、ということが想像できます。

ところで、そんなスコットのスイングとは、どんなスイングだったのかというと・・・

上の図のように、かなりインサイドアウトに振るヘッド軌道で、主に腕で振っているスイングでした。だから、ツアープロでは通用しなかったわけですが、それでもタイガーと互角に戦ったわけです。タイガーと互角に戦った人が、自分のスイングの欠点を認めることは、非常に難しかったのかもしれません。スイングを良い方向に改造できなかったのではないかと思われます。

それでは今日も、タイガーの16歳の頃のスイングを見てみましょう・・・

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下の画像がフィニッシュですが、フィニッシュでも、その後のタイガーと大きく違う点が見られます。

それは、左膝で、この頃のタイガーは、左膝が曲がったフィニッシュでしたが、その後のタイガーは左膝がピーンと逆反りするほどに伸びているのが特徴です。そういうことからも、ブッチのレッスンが左膝の故障に影響したことは、間違いないと言っていいでしょう。このままのフォームなら左膝を痛めて、あれほど苦労することはなかったに違いありません。そうなると、ほんとなら、ブッチに損害賠償を請求してもいいくらいですよね?しかし、それは証明できることではないので、不可能ですが・・・

というわけで、今回、16歳のタイガーのスイングを見ると、私的には、トップをコンパクトにしてクロスを修正し、腰の動きを少し修正すれば、ほとんど何も他に必要ないのではないかと思えるスイングでした。しかし、現実のタイガーは、その後、改造に次ぐ改造で、スイングは大きく変貌していくわけですが、それほどの変造を遂げるほど変え続けても、それでも結果を出してきた、というところが、タイガーのタイガーたる所以と言えるのかもしれません。

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| コラム | 12:52 | - | - |