今週のGWTVは、引き続き天野さん編です。先週はリストコックをリリースせずにインパクトすることと、そのために左腕の外旋が必要ということでした。今週は天野さんのドライバーの予定ですが、まだ編集していないので正確には未定です。
インパクトエリアで外旋するためには、バックスイングの段階で内旋しておく必要があります。この内旋がトップでのクロスを防ぎます。トップでクロスすると、ダウンでクラブが寝てしまい、コントロールが難しいのであまり良くないわけです。
しかし、先週勝ったマシュー・マコノヘじゃなくてマシューウルフのスイングは、最近の選手としてはかなり個性的でした。スローでは見ていないし後方からの映像しか見ていませんが、バックスイングではノーコックで非常にクロスしたトップから、ダウンではクラブを立てて上から振っていました。
マシューウルフはアマチュアランク最高2位の選手で、やはりこのクラスの選手は、ツアーですぐに勝てる実力があることがわかりました。スイングは、バックスイングに入る前のプリスイングで特徴的な動きがあり、バックスイングではグリップを浮かすことなくスタートし、肩の縦回転でヘッドは極端にアウトに上がり、トップではヒールアップしてフライングエルボーもして、ノーコックで強烈にクロスした状態から、ダウンで一旦レイドオフ方向にクラブを倒してからシャローに上から振る、みたいなイメージです。
タイプ的には、ヒューリックのようなイメージなので、このままこのスイングを変えることなく戦い続けることが重要と言えるでしょう。歴史的にはカルビン・ピートやミラー・バーバーといった名選手が似た特徴を持っています。ミラーバーバーのスイングにかなりそっくりです。実際、コーチにもスイングを変えなくて大丈夫だと言われていたそうで、コーチの言葉を信じてそして今回の優勝を勝ち取りました。
スイング的には、一般には良くないと言われているフライングエルボーが特徴的ですが、ダウンで上手に畳み込んでスイングしています。トップでのクロスからダウンでのレイドオフへの差が大きいですが、その大きさがクラブの動きを認識するために必要で、その差を感じ取ってスイングしていると考えられます。
最近はこのタイプの選手が非常に少ないので、果たしてこのスイングでどこまでの記録を出せるのか?とても注目の選手と言えるでしょう。
それでは今日も、レッスン公開をお楽しみ下さい・・・
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UNさんのプリインパクトでは、右足の動きも改善されていました。
上の図はインパクト直前でグリップの位置が同じくらいの位置ですが、まずは頭の動きが減っていること、次にリリースが減っていることなどがわかります。以前は右手でおしていたことがよくわかります。
後方からの図では、以前はプレーンのインサイドから払うように入っていたヘッドが、オンプレーンで上から入っていることがとてもよくわかると思います。
UNさんのスイングは、まだリリースが早いという問題がありますが、それは飛距離に影響します。今後、飛距離を出したいという欲求がでてくれば、その時にはリリースを遅らせる、いわゆるタメを作る必要がでてくると思いますが、例えば80前後のスコアで満足できるとすれば、そこまでは必要ないので、このままスイングを固めていけば、安定するでしょう。
レッスンをしていると、例えば120〜30くらいの
スコアの方の場合、100が切れたら満足だと考えています。そして、100が切れるようになると、当初は満足ですが、徐々に更に上を望むようになります。できれば90が切りたい、80台なら満足、そんな感じです。そして、90が切れると、当初は満足ですが、90前後をうろちょろします。すると、できれば80台前半で安定すれば満足、って思うようになります。
上達すると、一緒に回る人のレベルも上がるのが普通なので、より上を目指していくものです。もうちょっとああだったら、こうだったら、そういう気持ちから工夫をしてチャレンジして、また工夫してチャレンジして、そういうことがゴルフの楽しさのメインではないかと思います。
なので、現在は初心者で100が切れたら満足と思っている人も、将来の自分を想像して、最初から良いスイングを構築することが大事だと思います。単に100を切るだけなら、アプローチやパターを強化し、ドライバーでOBにならないようコントロールし、セカンドはグリーンの近く50Y以内くらいにいけばOK、そんなゴルフをすれば、すぐに100は切れるでしょう。スイング改造は必要ありません。高度なスイングは必要ないのです。でも、それで100を切った後を想像して、練習に励みましょう!
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